TGU概要

名古屋大学を Top Global University に育てよう!!

総長 松尾清一

 名古屋大学はわが国において、21世紀以降のノーベル賞受賞者の半数を輩出するなど、近年ますます注目が高まっています。また、世界有数のものづくり産業集積地に位置する中核大学として、地域と世界に貢献を続けています。一方で、世界の大学は、地球規模で熾烈な競争を展開しています。名古屋大学が今後、研究や教育の成果を社会に還元し、より高いレベルでミッションを達成してゆくためには、名古屋大学の地位をいっそう高めて、世界屈指の大学、Top Global Universityに育ててゆく必要があります。それにより、世界中から優秀な学生や研究者などの人材が集い、世界規模で人類に貢献できる大学に成長する扉が開かれます。2014年度に採択された文部科学省スーパーグローバル大学創成事業の名古屋拠点構想は、名古屋大学の将来あるべき姿を教職員と学生の皆様に提示し、全員が力を合わせてその実現に取り組むことで、より高い次元の大学を創り出すとともに、その過程で構成員一人ひとりが成長できるものと考えています。ハードルの高い課題もあると思いますが、皆様方には知恵と勇気を振り絞ってお互いに協力しながら前進していただきたいと思いますし、私自身も名古屋大学総長としてその先頭に立ちたいと考えています。

Top Global University に向けて

事業推進責任者 國枝秀世

 日本の80%の人が生涯の内に1度は海外経験をすると言われています。現在名古屋大学で学ぶ学生はその活躍の場として海外に出かけることは100%間違いないでしょう。研究の世界であれば欧文論文を読まないで済む分野は殆どなく、その成果発表を欧文でしなければ宝の持ち腐れになってしまいます。企業においても国内市場の縮小傾向から、技術的にも経営的にも世界と競合・協力することは必須です。そうした社会へ送り出す学生には、その未来に備えた教育をすることが大学に求められています。基礎知識と問題解決力ばかりでなく、世界に出ていける語学、コミュニケーション力を身につける必要があります。名古屋大学の教育もそれを見据えた魅力あるものでなければなりません。一方、博士後期課程の学生を対象にした2014年度学術奨励賞の受賞者6名の内3名が留学生でした。このことは各部局で日本人学生に混じりトップとなる優秀な留学生が育っていることを示しています。海外の優秀な学生にも魅力ある名古屋大学にしたいと思います。
 名古屋大学は2013年度QSランキングで103位でした。大学はこうした賞やランキングの評価を気にせず、その構成員が自らの意欲と発想に基づく自由な研究を追究すべきであることは言うまでもありません。しかし自らの研究が世界にどんな寄与ができるのか、インパクトが与えられるのかは常に念頭に置く必要があります。そのためには海外の研究者とじっくりと付き合うことだと思います。実際に相手の研究室に行き、こちらの実験室を相手の学生に使わせて緊密な共同教育研究を進めましょう。自分の研究を知ってもらうことと相手の考えを取り込むことで世界トップレベルの新たな道が開けます。
 今回のTop Global Universityプログラムではこの二つの大きな国際化のベクトルを柱に、真に世界に認められる大学になることを目指します。教職員と学生一人一人が5-10年後、世界的に魅力ある名古屋大学を目指して、努力していこうではありませんか。

概念図

工程表